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カーディナルヘルス メールマガジン コラム【第7回】
Midlineカテーテルで変わる静脈確保
~現場での導入・管理・合併症予防の実践知識~

鹿児島大学病院 看護師特定行為研修センター 福元 幸志 先生

導入の背景と目的

当院では2024年10月より、特定看護師によるMidline挿入を開始し、現在まで85件の症例に施行している。従来、末梢静脈確保困難な症例に対しPICCを選択していたが、上大静脈まで留置不要なケースにおいて「短いPICC」としてのMidlineの有用性に着目し、導入に至った。

【採用プロセスと経済性の検討】

材料委員会への申請にあたっては、集中治療部と連携し、PICCおよび末梢静脈カテーテルとの比較表を用いて臨床的有用性を提示した。材料費が償還されない(持ち出し)という課題はあるが、血管確保困難患者への侵襲低減および長期投与の安定性という「患者利益」が認められ、承認を得るに至った。

【安全管理と運用体制】

特定行為(PICC挿入)修了看護師が手技を担当し、以下の院内ルールを策定した。
・対象患者 :血管確保困難、高カロリー輸液の予定なし、5日以上の投与予定の3項目を原則とする。
・挿入者 :医師、特定行為「PICC挿入」修了看護師
・管理方法 :(消毒・固定張り替え)1週間毎に病棟看護師が実施、張り替え困難症例については特定看護師が実施。
(挿入期間について)14日を経過した患者については主治医へ確認。基本的には主治医の判断で入れ替え。
・誤認防止:周知チラシの作成

【導入後の変化と今後の展望】

Midline導入後、血管確保に関するコンサルテーション件数は増加傾向にあり、院内におけるニーズの高さが浮き彫りとなっている。一方で、選択肢の拡充に伴い、治療内容、患者利益、および医療コストのバランスを考慮した、より精緻なデバイス選択が求められている。現在、これらの判断を標準化するため「血管留置デバイス選択フローシート」を策定中である。今後も、多角的な視点から個々の症例に即した適正なデバイス選択を推進し、質の高い血管確保マネジメントに努めていきたい。

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