FAQ 製品FAQ
PIカテーテルキット(27-29G)で新生児の赤血球液、濃厚血小板輸血を実施して問題はないでしょうか?
日本輸血・細胞治療学会の輸血Q&Aには、
「輸血用静脈針は小児では21G以上の太さのものを使用することが望ましい。
血管が細く穿刺が困難な患者にはこれより細い針の使用が必要となるが、
この場合には、溶血を避けるため加圧することなくゆっくりとした速度で輸血し、
輸血の途中あるいは輸血後の溶血の有無に注意する必要がある」
と記載されています。
また、PIカテーテル28Gを用いて、MAP血を投与後に溶血を調べた文献※では、
PIカテーテルでも10ml/hのポンプ注入速度でも過負荷警報作動なく、溶血の点でも問題なかったことから、
臨床上の使用に耐えうると考えられるとの記載もあります。
PIカテーテルからの輸血投与に関しまして、これらを参考に、各施設でご検討下さい。
※住田裕先生ら他;中心静脈留置カテーテルからの輸血療法に関する検討;小児臨床50(7)1997
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