Case report ケースレポート

Novellus Vol.44
徳島大学病院周産母子センターNICUについて
厚生労働省の統計では、この20年で出生数は減少しているものの、極低出生体重児、超低出生体重児の割合は、減少しておらず、総合周産期母子医療センターNICUはますます重要な存在となっております。
そこで今回はNICUに焦点を当てて、徳島大学病院周産母子センターNICUの診療体制や、PIカテーテルの運用方法、PIカテーテル関連静脈炎の予防方法についてのケースレポートをご紹介いたします。年間 250 ~ 300 回 PIカテーテルを挿入し、カテーテル静脈炎の症例も多く経験されてきた当施設では、カテーテル走行部位に沿ったドレッシング貼付という工夫によって、静脈炎発症予防をされています。
PIカテーテルの静脈炎予防は、成人でも同様に考えることができ、カテーテルの適切な管理と観察、そして機械的刺激の最小限化が重要となります。ぜひご一読いただき、皆さまのご施設でのカテーテル管理にお役立てください。
施設紹介
徳島大学病院は医科診療部門と歯科診療部門からなり、病床数 692 床、職員数約 1750 人、外来患者数は 43 万人、入 院患者数は 22 万人、分娩数は約 800 件(いずれも年間あたり) の地域の基幹病院です。沿革は 1943 年に設立された徳島県立徳島医学専門学校附属病院にさかのぼります。
1949 年に徳島大学医学部の設置とともに徳島大学医学部附属病院に改称され、内科、外科、小児科、産婦人科など 10 診療科が併設されました。2004 年に徳島大学は国立大学法人となり、2010 年に病院は学部附属から大学直轄へと変わり、徳島大学病院に改称され、現在に至っています。
周産母子センター NICU の設置は 1998 年の新病棟建設に 併せて計画されました。NICU 加算を算定するには、独立した看護体制と、24 時間体制で NICU に常勤する医師が必要ですが、当時の医局の規模では NICU 専属の 小児科医を2人配置するのが限界で、当直は産科医師、外科医師、眼科医師に手伝っていただきながら、小児科医 2 人が24時間オンコールで対応するという体制でスタートしました。
2003 年に総合周産期母子医療センターへ指定され、2005 年には待望の GCU 8 床が併設され、2006 年には GCU が 12 床に拡張されました。
現在はNICU 9 床、GCU 12 床という規模で落ち着き、岩佐武産婦人科教授、漆原真樹小児科 教授の御指導の下、NICU 専属の小児科医 3 名という体制で運用しています。
当院におけるPIカテーテル関連静脈炎の予防方法について
PIカテーテルの運用方法について
- 適応
- 挿入から固定について
PIカテーテルの閉塞予防について
静脈炎の発症予防について
- ドレッシング材貼付前後での静脈炎発症率比較
PIカテーテルの合併症について
今後の課題と展望

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