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Case report

CVポートサイトマーキングによるQOL向上の取り組み

血管系

CVポート

その他

著者

田中病院 外科 医師
兵庫医科大学 下部消化管外科 講師
木村 慶 先生

 近年、大腸癌をはじめとする固形癌に対する化学療法は急速に進歩し、これまで入院で行われてきた化学療法は、医療経済の効率化や患者のQOL向上の観点から、外来化学療法へと大きくシフトしてきた。その背景には、2005年に導入されたFOLFOX療法やFOLFIRI療法の普及が影響している。これらのレジメンは5-FUを約46時間かけて持続的に投与する必要があり、安定した血中濃度を維持することが治療効果と安全性を大きく左右する。
 化学療法の末梢静脈からの長時間投与は血管炎や閉塞のリスクが高く、さらに穿刺のたびに生じる疼痛や不快感は患者の負担も大きい。これを解決するデバイスとして、中心静脈ポート(CVポート)が広く普及した。CVポートを留置することで、患者は在宅生活を維持しながら治療を続けることができ、外来化学療法に欠かすことのできないものである。
 近年では、デバイスの改良、留置手技の標準化、感染予防策の確立により、CVポートの安全性は大きく向上している。一方で、感染などの合併症や日常生活での不便を訴える声も少なくない。こうした背景から、当科ではストマサイトマーキングの概念を応用した“CVポートサイトマーキング” を導入した。

① CVポート留置における様々な課題とCVポートサイトマーキングの意義

② CVポートに関する患者アンケート

③ 実際のポート関連トラブル

  • ポート感染
  • ポート露出
  • カテーテル部位の接触による皮膚感染

④ “CVポートマーキング”の実施に向けて

  • 対象患者の選択
  • 穿刺部位の決定とマーキング手順
  • 穿刺部位の特徴と注意点
  • マーキングの流れと実際の対応
  • 実際の看護師とともに行ったCVポートサイトマーキングの一例

今後の展望

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