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下痢・胃食道逆流対策に
経鼻チューブからの高粘度栄養剤投与という選択

第41回日本栄養治療学会学術集会(JSPEN2026)
学術セミナー内容のご紹介

セミナー動画をご覧いただけます。

●頭頸部がん治療と栄養管理

京都大学医学部附属病院では、頭頸部がん患者の約30%が初診時から低栄養であり、治療に伴う高侵襲手術や化学放射線療法がおこなわれ、術後の摂食・嚥下障害やエネルギー消費増大により低栄養が悪化しやすい。そのため、1~2か月に及ぶ長期の経腸栄養が必要となることが多い。
経腸栄養は主に経鼻胃管で投与されるが、消化管トラブルや嚥下障害の悪化、出血などの合併症が懸念される。中でも下痢と胃食道逆流が大きな問題であり、当院ではその対策の1つとして高粘度対応の経腸栄養ポンプを活用している。

●高粘度対応経腸栄養ポンプの使用による合併症低減

当院で使用している高粘度対応の経腸栄養ポンプは、独自のローター機構により、半固形栄養剤の送液が可能である(図1)。当院において、4例に対し半固形栄養剤を経鼻胃管より投与した結果、グラフに示す通り、3例で2日以内に下痢の改善を認めた。

図1:独自ローター機構を有する高粘度対応の経腸栄養ポンプ

●粘度可変型流動食と半固形栄養剤

当院では粘度可変型流動食も使用しているが、半固形栄養剤がポンプ投与可能となったことにより、粘度可変型流動食と比較した半固形栄養剤のメリットが、明らかになった。(表1)

表1:半固形栄養剤と粘度可変型流動食のメリット・デメリット

●高粘度対応経腸栄養ポンプの運用

運用面でも、粘度可変型流動食では、必要カロリー量を投与するために2パックを要することが多く、その場合、途中でつなぎ替えが必要となる。
一方、半固形栄養剤は2パック分をバッグ付きポンプセットにまとめて注入できるため、バッグ交換作業が不要となり、看護師の業務負担軽減につながる。
加えて、経腸栄養ポンプの直感的な操作性により、さらなる労務軽減が期待できる。

頭頸部外科における合併症対策のフロー

●まとめ

経鼻胃管を多用する診療領域では、下痢や胃食道逆流などの消化管トラブルの予防が重要である。
高粘度対応の経腸栄養ポンプは、急性期から在宅医療まで幅広く使用でき、胃切除後症例やPPIの中止が困難で粘度可変型流動食が使いにくい患者においても、消化管トラブルを抑制できる可能性がある。さらに、半固形栄養剤は短時間投与が可能で、患者のリハビリや生活時間の確保に寄与すると期待される。
これらを踏まえると、高粘度対応の経腸栄養ポンプは半固形栄養剤普及を促進する、栄養管理における重要なイノベーションである。

カンガルー OMNI™ポンプは、 より粘度の高い栄養剤の投与が可能になる、革新的な経腸栄養ポンプです。
病院から在宅まで、変化していく経腸栄養のニーズに対応するべく、豊富な機能を備えております。
より安心で安全な栄養投与をこの1台でサポートします。

製品紹介動画

カンガルーOMNI ポンプの特長




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