Document ハンドブック・資料
「第38回 日本静脈学会総会 スポンサードセミナー3 医療事故の再発防止に向けた提言」
急性肺血栓塞栓症に係る死亡事例の分析/静脈血栓塞栓症の理学予防のエビデンスと実際
医療従事者の皆様は、日々新型コロナウイルス感染症への対応に取り組まれていることと存じます。
新型コロナウイルス感染症は、高頻度で静脈血栓塞栓症を合併することが報告されており、血栓予防の実施が必要です。
2021年4月5日、日本静脈学会をはじめとする4学会より、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における静脈血栓塞栓症予防の診療指針 Ver2.0」が公表されました。
診療現場により理解しやすい具体的な参考指針として、重症度別の予防策が示されています。
<重症度別予防対策>
■軽症:離床、下肢運動、弾性ストッキング中心
■中等症Ⅰ(息切れ、肺炎所見):離床、下肢運動、弾性ストッキング、間欠的空気圧迫法
■中等症Ⅱ(酸素投与が必要):予防用量である低用量未分画ヘパリンの使用を考慮
*出血リスクが高い場合は、理学療法(弾性ストッキング、間欠的空気圧迫法)のみを行う。
■重症(ICU 管理あるいは人工呼吸器):未分画ヘパリンの投与を行う
*出血リスクが高い場合は、理学療法(弾性ストッキング、間欠的空気圧迫法)のみを行う。
今回ご紹介します「第38回 日本静脈学会総会 スポンサードセミナー3 医療事故の再発防止に向けた提言」は、急性肺血栓塞栓症に係る死亡事例を分析し、再発予防策をまとめた4つの提言が述べられています。
理学予防のエビデンスも紹介されていますので、現在院内で実施されているDVT予防策を振り返り、再確認していただくきっかけとなれば幸甚です。
「第38回 日本静脈学会総会 スポンサードセミナー3 医療事故の再発防止に向けた提言」
① 医療事故の再発防止に向けた提言 第2号
急性肺血栓塞栓症に係る死亡事故の分析
・急性肺血栓塞栓症に係わる死亡事例の分析
・医療事故の再発防止に向けた提言
② 静脈血栓塞栓症の理学予防のエビデンスと実際
・理学療法̶利点と欠点
・弾性ストッキングのエビデンス
・脳卒中後の理学予防のエビデンス
・理学療法のガイドライン内での位置づけ
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