Document ハンドブック・資料
手術用手袋の交換:
ベストプラクティスに関する最新ガイダンス[2026]
手術用手袋は、手術中に患者と医療従事者の双方を保護する重要なバリアとして機能します。
しかし、手袋のバリア機能は時間の経過とともに損なわれる可能性があります。
針刺し、鋭利器材による損傷、使用中の劣化による微小穿孔などが発生すると、患者と医療従事者のいずれにも感染リスクが生じます。

手術時間が長くなるにつれて、手袋の穿孔リスクは高まります
12件の論文を分析した結果、手袋は1時間ごと、ドレーピング後、インプラントを扱う前、および目視で穿孔が確認された場合に交換すべきであると結論付けられました1
手術の種類と期間によっては、手袋の穿孔率は30~70%にも達する可能性があります
針刺し事故やウイルス感染のリスクを軽減するため、穿孔した手袋は直ちに交換が必要です
AORN(米国手術看護学会)ガイドラインのSterile Technique 2.5.3項では、穿孔が発生した場合、内層の手袋を点検し、直ちに外層の手袋を交換する必要があると規定されています3
手袋は、いつ交換すべきか
AORNガイドライン諮問委員会は、以下の手袋交換に関する推奨事項を2024年4月から有効とすることを承認しました:
腹部切開部の閉創前
腫瘍の播種を減らすためにがん細胞を除去した後
侵襲的な外科手術後3

以下の危険物質または機器との接触後3
・メチルメタクリレートやその他の危険物質
・手術用顕微鏡の光学式接眼レンズ
・X線透視装置
・サージカルヘルメットシステムのフードまたはバイザー
・無菌野を保護するために使用されるドレープ
・CアームまたはミニCアーム装置
・ワイヤーまたはドリルピット
・既知/疑い例を含む汚染
・欠損/穿孔が認められる、またはその可能性がある場合
参考文献:1.Kim K, Zhu M, Munro JT, et al. Glove change to reduce the risk of surgical site infection or prosthetic joint infection in arthroplasty surgeries: a systematic review. ANZ J Surg. 2019;89(9):1009-1015. doi: 10.1111/ans.14936
3.Association of periOperative Registered Nurses. Guideline for sterile technique. In: AORN Guidelines+ for Perioperative Practice. Updated March 2024. https://aornguidelines.org/guidelines/content?sectionid=173717350&view=book
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