Case report ケースレポート
Cardinal Health × Boston Scientific
PEG Webinar
今、改めて考える胃瘻(PEG)造設・交換
開催日:2026年3月4日(水) オンラインセミナー
経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は簡便性と安全性に優れた手技でありながら、10年ほど前に広がった批判的な声の影響は現在まで残っており、PEGが必要な患者に十分に行われていない憂慮すべき状況にあります。
また、造設手技と交換について継続して学ぶ場も十分ではありません。
3月4日に行われ、234人が参加したWebinar「今、改めて考える胃瘻(PEG)造設・交換」では胃瘻の意義が再確認され、造設と交換のノウハウが紹介されました。
なぜ今、胃瘻造設・交換を立ち止まって考える必要があるのか
座長:西口 幸雄 先生(大阪市立総合医療センター 院長/PEG・在宅医療学会 理事長)
1980年にGaudererとPonskyがPull法を報告したことに始まるPEGは、内視鏡で胃内を確認しながら腹壁から穿刺し、糸を口側へ引き上げてチューブを誘導する、シンプルで安全性の高い手技です。PEGの適応については、経口摂取ができない状態が4週間以上続くと見込まれ、胃腸が利用でき栄養投与が必要であることと考えています。
胃瘻は造設自体が目的ではなく、栄養療法を始めるための手段であり、胃瘻を造ってから栄養療法が始まるとの認識を持ってください。消化管が安全に使用できる場合は経腸栄養が第一選択であり、長期管理では経瘻孔法が選択肢になります。
また、カテーテルは時間とともに汚れ、劣化するので定期的な交換は欠かせません。胃瘻ルートは強固なものではなく、交換は丁寧に、腹壁側からブラインドで交換しているとの意識が必要です。
わが国のPEGの安全性も管理の質も世界をリードしていながらも、現在、必要な患者に行われにくい状況があります。だからこそ、今、PEGと胃瘻からの栄養の意義を再認識して再度広めていくことが必要です。今回のWebinarが造設と交換の基本を見直し、胃瘻を必要とする患者につなげる一助になればと願っています。また、PEG・在宅医療学会から『PEG診療ガイドライン 2025年版』1)も出版されており、活用していただきたいと思います。
安全・確実な造設・交換~私はこうしている~
演者:伊藤 明彦 先生(東近江総合医療センター 消化器内科 医長/PEG・在宅医療学会 理事)
横行結腸誤穿刺対策
術後出血予防と対策
造設部位と術後合併症の関係
胃瘻交換時の注意点
低アルブミン血症は適応外か
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