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Case report

Novellus Vol.39
安全な中心静脈ポート留置のポイントと、デバイスの特徴と改良点

血管系

CVポート

感染対策

Novellus-医師のベストプラクティス-

著者

大阪医科薬科大学三島南病院
一般・消化器外科
井上 善博 先生

著者

大阪医科薬科大学
一般・消化器外科
田中 亮 先生

中心静脈(CV)ポートは化学療法における抗がん剤投与や経静脈栄養投与を目的に広く用いられていますが、留置時の機械的合併症やCRBSIについては十分な対策が必要です。

今回のケースレポートは2部制となっており、まず1部では大阪医科薬科大学三島南病院における安全な留置手技のポイントを中心にご執筆いただきました。留置部位は右内頚静脈を第一選択とされ、リアルタイムエコーガイド下穿刺にて安全性を第一に実施されております。

2部では年間約100件もの中心静脈ポート留置を行っている大阪医科薬科大学におけるCRBSIの実態と展望についてご執筆いただきました。後半では予防的抗菌剤投与に関する比較試験や、抗菌剤混錬CVポート導入前後の症例を比較したサーベイランスの結果がご覧いただけます。

安全なCVポートの留置手技の確立と感染予防対策の一助になれば幸いです。

安全な中心静脈ポート留置のポイントと、デバイスの特徴と改良点

当院における中心静脈ポート留置術の現状

1.症例数

当院では2020年4月から2021年3月の1年間で54例の中心静脈ポートを留置しており、全症例を消化器外科医が手術室で透視下に行っています。

2.適応

近年の新規抗癌剤の治療成績向上により、留置目的は化学療法使用が最も多く、そのほか栄養管理などがあります。
疾患別としては結腸・直腸癌30例、膵癌3例、食道癌3例、多系統萎縮症3例、胆管癌1例、白血病1例、栄養管理13例でした。

3.合併症件数と内訳

合併症は2例(3.7%)に認め、ポート感染が1例、奇静脈迷入が1例でした。

中心静脈ポート留置術における留意点

1.穿刺部位
2.準備
3.ドレープ
4.製品
5.皮下ポケット
6.カテーテル位置
7.管理
8.院内採用中のデバイス

今後の課題・まとめ

安全な中心静脈ポート留置のポイントと、中心静脈ポートにおけるCRBSIの実態と今後の展望

当院における中心静脈ポート関連の現状

中心静脈ポートにおけるCRBSIについて

中心静脈ポートにおけるCRBSI対策について

今後の課題・まとめ

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