フリーワードから探す

製品情報から探す

目的から探す

Case report

Novellus Vol.25
CVポートの安全な管理
-長期未使用期間における開存性の検討-

血管系

CVポート

Novellus-医師のベストプラクティス-

著者

医療法人菊郷会 愛育病院
北海道大学 消化器外科Ⅱ
中山 智英 先生

CVポートの症例数は、抗がん剤の開発や治療成績向上、また、TPN目的による適応の拡大により、大きく増えてきています。
それに伴い、CVポートの管理についても問合せを多く受けるようになってきています。
その中でも、抗がん剤投与の場合は、休薬期間があるため、使用しない期間のフラッシュ間隔について聞かれることがあります。

CVポートのカテーテルの先端形状には大きく分けて2種類あります。

オープンエンドタイプでは血液の逆流による血栓形成のリスクが高いため、フラッシュ間隔は4週間とされていますが、スリットタイプでは血液の逆流がしにくい構造になっています。

そのスリットタイプでのフラッシュ間隔はどの程度にすればいいのか。
今回はそれについて検討した記事をご紹介します。

CVポート留置後のカテーテル血栓症について

カテーテル構造による管理法の違い

カテーテルロック間隔の検討

今回ご執筆いただきました菊郷会 愛育病院では、3か月間未使用のスリットタイプのカテーテルにおいて、全例で逆血と生食開通が確認されました。

スリットタイプのカテーテルは、3か月毎の生食フラッシュで、カテーテル内腔の開存性は維持され、3か月毎のフラッシュ間隔でも妥当性があると考えられます。
しかし、不確実なフラッシュ操作の場合、遺残した血液により血栓閉塞の可能性が少なからずあるため、確実なフラッシュ手技の実施と教育も不可欠です。

ポートのフラッシュ間隔についてご検討中の方やご興味がある方は是非ご一読いただき、参考にしていただければ幸いです。
また、ご質問や疑問等ありましたら、ご相談ください。

製品に関するお問い合わせ・
ご相談は、お気軽にどうぞ。

お電話でのお問い合わせはこちら

0120-917-205

9:00-17:30

購入・見積・サンプルの

お問い合わせはこちら