Case report ケースレポート
Novellus Vol.20
血管アクセスデバイスの選択基準とCVポートの適応
はじめに
今回はPICCを中心静脈カテーテルの第一選択にされている施設の取り組みの記事をご紹介します。
今回ご執筆いただきました和田 友祐 先生、三重野 雅裕 先生がいらっしゃる戸塚共立第1病院は一般病床148床の2次救急を担う中規模病院です。
年間200例ものPICCを挿入をされておりますが、その留置手技を担われているのは三重野さんをはじめとした消化器外科所属の2人の診療看護師(NP)です。
米国では、Vascular Access Team(VAT)のPICCナースがPICC挿入をするのが一般的になっていますが、日本でもNPが様々な医療行為を担っていくことが医療政策的にも推進されており、こちらのご施設では正にその先進的な取り組みをされていると言えます。
また、PICCの留置期間が1ヶ月以上の長期になる場合にはCVポートの適応となります。
誤嚥性肺炎を繰り返すものの経腸栄養や胃瘻造設に同意が得られない場合の栄養投与経路としても、CVポート留置は大変増えています。
弊社は静脈栄養/経腸栄養の両方の製品を製造しているメーカーのため、その使用量の変化から、正にそのトレンドを日々感じています。
今後の中心静脈カテーテルにおけるPICCの主流化、栄養療法におけるCVポートの役割の拡大に備え、是非こちらのご施設の先進的な取り組みをご参考になさってください。
血管アクセスデバイスの選択と基準
CVポートの適応
診療看護師によるPICC挿入
PICCのメリット
重篤な合併症や感染予防の管理の観点からも、また実際に穿刺をされる患者の視点からも、在宅に広がって行く医療環境からも、PICCそしてCVポートが普及して行くことは必然的なことなのかもしれません。
本資料が、皆様のご施設における血管アクセスデバイス選択時の一助になればと存じます。
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